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ランチェスターの法則(ランチェスター戦略)

ランチェスターの法則とは

ランチェスターの法則(ランチェスターのほうそく、英:Lanchester's laws)とは、フレデリック・ランチェスターにより考案された軍事作戦における方程式の一種です。

第1法則と第2法則

第1法則「一騎討ちの法則」、第2法則「集中効果の法則」に分かれ、第1法則は「一人が一人としか戦えない」という場合に適合し、第2法則は「一人が複数の敵を攻撃できる」場合に適合します。

第1法則は接近戦、狭い戦場で一対一の戦いを行うため、兵員の数と武器の性能によって勝敗が決まります。つまり、「強い武器を持つ」か、「兵士の数を増やす」のが勝利のカギとなります。

第2法則は遠隔戦、広い戦場で多対一の遠隔戦を行うため、兵員の数がより重要となり、武器性能の差が小さければ数の多い軍が力を総動員して圧倒することができます。

この法則によると、A軍とB軍の2つの軍が戦闘をする場合、戦闘に勝つのは武器性能・兵員数の勝るほうが強いこととなります。

第1法則と第2法則の違いは、第2法則では、兵員数の影響が大きくなっているところです。数が多いほうが圧倒的に有利、数の多い相手に勝つには相当な武器の性能の差が必要ということです。

最適戦略(強者戦略と弱者戦略)

第1法則と第2法則をふまえると、兵員数を変えることができない場合、勝つためには「性能のよい武器を使うこと」が重要であることがわかります。
しかし、それ以上に大切なのが、「第1法則と第2法則のどちらを使って戦闘を行うか」ということです。

強者戦略

強者、つまり数で勝る軍は、第2法則で戦うほうが有利です。(第2法則 ・・・ (軍の戦闘力)=(武器性能)×(兵員数の2乗) )
特に、武器の性能が同じなら、戦闘力の差は圧倒的に有利となります。

マーケティングにおける強者戦略

マーケティングにおいては、数、つまり社員数の多い大手企業などは、様々な分野に手を伸ばすことで隙間を突いてのし上がろうとする他社を防ぐことができます。 また、強者は追随戦略をとることができます。小さな企業がヒット商品を出したとき、性能が同じ武器(商品)で、広い戦場(市場)で、多対一で戦い、遠隔戦を行い、力を総動員して小さなライバルを圧倒することができます。同じような商品をより大きな市場で出せば、一気にシェアを奪うことができます。社員が多いのでより充実したサービスや、性能の向上も早いでしょう。

弱者戦略

これに対して数で負ける弱者の軍は、第1法則を適用できる戦場で戦うべきです。多対一の戦いができない場所、桶狭間の戦いにおける信長軍のように、狭い谷間のような場所に軍を進め、たとえ銃や大砲を使用しても一人で多数を攻撃不可能な状況にして、接近戦・一対一の戦闘に持ち込むことで、相手の軍の損害を増やすことができます。

マーケティングにおける弱者戦略

マーケティング戦略においては、社員数の少ない中小企業などのとるべき戦略は、特殊な分野に特化することで、そこまで手を回す余裕のない大企業の隙(ニッチ市場)を突いてのし上がることです。つまり、数の少ない企業のとるべき戦略は差別化戦略で、ニッチな分野に対してより良い商品を持ち、力を一点に集中させることです。

ニッチに特化することで弱者が強者に

大企業などは多数の社員をかかえているため、あまりにもニッチな分野には力を集中することができません。そこで、大きな市場で大きな勢力を保っています。数の小さな中小企業がそういった大きな市場に参入する場合、その大きな市場の中の特定の分野に力を一点に集中することで、そのニッチな分野だけを見た場合、数が逆転しこちらが強者になることもできます。

また、そうすることで大きな市場をカバーしなければいけない大企業に比べ、”特定の分野だけに受け入れられる商品”を作ればいいので、商品の性能も圧倒的に上げることができます。

ランチェスター経営

ランチェスター経営とは、ランチェスターの法則を応用した経営手法のことです。日本でもランチェスターの法則が主に経営に応用されるようになり、「中小企業がいかに大手に勝つか」といった独自の営業手法・経営手法が注目され、ランチェスター経営などと言われるようになりました。